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[書籍] エリック・サティ(著:アンヌ・レエ)

「音楽会の異端児」とか呼ばれてるというサティさん。
それを知って矢も盾もたまらず本を読んでみたのです。


photo
エリック・サティ (白水Uブックス)
アンヌ・レエ Anne Rey
白水社 2004-05
評価

by G-Tools



皮肉めいた文章そのものはとても面白く、サティさんの魅力のかけらは垣間見れたと思う!

なんかわけわからずもやもやする箇所が多々あり、サティ初心者に必ずしも親切な本ではないと思うけど、サティさんに愛着を持てたので一歩前進かな♪


記念受験ならぬ記念記事の如きぐだぐだ感想は続きから↓



ぐだぐだ感想


サティという人


この本によれば、
サティは旧弊な父と変わり者の叔父の血を受けついだ奇妙な混合物
厳格でありながら(宗教的にも音楽的にも)少しも正統的でないし、
礼にかなった態度とブルジョワ的な身なり、そのくせ年を経るにしたがって、ますます既成の秩序を覆すことに興味を覚えるようになっていったらしい。

うん、なんか期待どおりの感じ。
サティの曲が放つユーモアの土壌は、まずは血というわけですか。

その謙虚さのかげに、彼は並々ならぬ辛辣さや、おそろしい苦悩や、神経質な恐怖心や、ひそやかな憎しみを隠していた。度を越して復讐心に燃えたり恨んだりするが、そのくせ心の底には少しも意地悪なところがないのである

頭下げ過ぎてでんぐり返っちゃたような印象の人だ。人間くさいというかなんというか。
普通の人が見るとものすごくひねくれて歪んで見えるけど、視点を変えるとまっすぐみたいな。



ドビュッシーとの友情


成功者ドビュッシーとの複雑な友情。へぇーへぇー!

諍いが絶えないがそれでも離れることのできない友情で、ドビュッシーとサティは結ばれていた。というよりも、それはあの近親憎悪――互いの偏屈さがぶつかりあって、絶えず噛み合ってはいても、同じ血筋からくる気質的な親和力まで失われることはないあの近親憎悪のようなものだったのかもしれない。

近親憎悪に近いって、それかなり仲良いんじゃないの。切っても切れない腐れ縁のさらに上位モデル。

二人は、運命のめぐり合わせによって、非常に違った境遇に置かれることになった兄弟のようにみえた。ひとりは裕福に、ひとりは貧しくなり、前者は愛想よく迎え入れるが、内心優越感に浸っており、後者はおどけた仮面の下に不幸を隠し、剽軽者を演じて主人を面白がらせることで割り前を払って、惨めさをひた隠しにする。二人は常に相手を警戒していながら、かといって心から愛情を抱かずにもいられなかったのである。

こ・・・こんな書かれ方をしたら、判官贔屓の法則で一気に好きになってしまうではないか!(笑)

そもそも興味を持って本を手にした時点で、サティさんを好きになる気満々だったわけですから、だいたい好意的に受け取りますけどね。



作品


曲におかしな文章やタイトルがついてて面白いけど、奇をてらってるんじゃないの?
という点については、とりあえず以下で納得するしかないかなぁ。

作者はこの「ほとんど何でもないようなもの」で満足していたのか、それとも薄っぺらさを謎めいた標題で補わずにはいられなかったのか? 誰にもわからない。が、そんなことはどうでもよい。この譜面にはどこか独特な、人を戦慄させるようなところがある。そしてこれを作曲するために、サティがどんなに苦心したか――そしてどんな利益と栄光を夢見たか――を知るとき、このかすかな戦慄は、じつは音楽によって心を通わせたいという、飽くことのない、巨大な欲望の現われではないかという気がするのである。

「ほとんど何でもないようなもの」って、ひどい・・・(笑)
音楽によって心を通わせたいという飽くなき欲望云々が、いまひとつよく分からず。
真正面から真顔でキラキラしたこと言えるか馬鹿野郎!みたいな、ひねくれつつも一本筋の通った人だったのかなぁ?いやわからぬ適当な事を言った。

たぶんここでいう戦慄とは違うけど、私もピアノ全集の楽譜を見てある種の戦慄を覚えました(笑)
「これで、いいのか!?」という。自由奔放。拍子も何もあったもんじゃない。「頭を開いて」って言われてどうすりゃいいのか。
ま、これで、いいのだー!

成功を追い求め、絶えず流行に追随して、方向転換をくり返すたびに一からやり直したおかげで、彼の作品には少しもまとまりがないのである。

まとまりがない。左様ですか。物は言いよう。まとまりがあることが善というわけじゃないので、いいんじゃないでしょうか。



おしまい


音楽の解説部分は勘弁してーーって感じで、脳みそが変色しそうでした。理屈や理論の類には一切興味持てない(笑)


エリック・サティ (白水Uブックス) エリック・サティ (白水Uブックス)
アンヌ レエ Anne Rey

by G-Tools



以上♪

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