[ドラマ] SHERLOCK 3 第2話:三の兆候(The Sign of Three)

みかん

戸惑いました。




全体的にはっきりくっきりドラマチックではっちゃけてて無遠慮で、いつものシャーロック節は雲隠れ、皮肉もぬるく、どうも調子が狂う(笑)回でした。
まだもやもやするー。

SHERLOCK/シャーロック シーズン3 [DVD]


とりとめのない感想は続きから↓
ネタバレあり



どうした、シャーロック


気を遣ってるシャーロック。
健気でいじらしいシャーロック。
純粋むき出し無防備シャーロック。
結婚式に意外と馴染んでるシャーロック。

あれ?
いつもの傲岸不遜な態度はどうした!?
周囲を振り回すどころか逆に振り回されてどうする!!?

たとえジョンの結婚式だろうとおかまいなしにぶちこわしてくれるものだと期待してたけど、
けっこう普通に大成功じゃないか!

シャーロックがジョンのことをあんまり真面目に褒めるものだから照れくさくてこっ恥ずかしくてもうどうしたらいいのか。
かと思えば、胸が熱くなることをさらりと言ってのけたり。
な、何を普通にいい事言ってるんだ。ふいうち

「世界一勇敢で親切で賢い男の親友だなんて」
「君のあたたかい友情があるからこそやっていける。」
「つらい別れについてはもう一度謝る。」
「(ジョンは)妻に選んだ女性と、君によって救われた男の間に座っている。」
「メアリーも僕も君を失望させない。生涯にわたってそれを証明する。」
「難事件を解決してみせるより、逸話を語るより、人の命を救ってみせた。彼は本当に勇敢な男です。」


あのシャーロックが言ってるっていう非現実感というかギャップがよいのかな。
彼は社交のために嘘はつかないから。
うーんしかしこれは、雪でも降りそうな(笑)

それほどまでに「親友」という言葉が大きな意味を持ってたの・・・!?
それほどまでにライヘンバッハの一件を反省してるの・・・!?

残念なのは、ふたりの友情が、結婚式という有無を言わさぬ強制力を持った舞台装置の中で、安易な形で語られてしまったこと。まだ自分の中で消化できない・・・。

まさかとは思うけど、今後シャーロックがどんどん社会に適合してゆくのではあるまいな・・・?それだけはイヤだ!



ジョンとシャーロック


とは言うものの。

君に火をつけるのはパズルじゃない、ドラマなんだ!

ああ、だからジョンはシャーロックのことが大好きなんだね!!

シャーロックは偽善やら何やらといった贅肉を削ぎ落とした人。事実を論理的に客観的にありのままに口にする。そのために周囲から反感を買い、「変質者」扱いされる孤独な男。本人曰く、人間に興味なし。

ジョンにとってシャーロックは(時にはイラつくこともあるけど)、実は誰よりも優しくて、人間嫌いどころか人間をとても大事にする男なんだと思う。そして正直で純粋。口ではあれこれ言ってるけど、行動が示してくれてる。賢いからとか、スリルをくれるからとか、そういうのは二の次。照れ隠し。建前。他人の目なんか気にしないシャーロックほど信頼できる人間はなかなかいない。知識や変人ぶりでガッチガチに武装してるけど、ジョンには見えてる。千の言葉より一の行動。ジョンはちゃんと、雑音とそうでない音を聴き分けてるんだなぁ。

シャーロックは変人を装って感情を隠してるんじゃないかと思うくらい、変わり者で、感情が見えにくい。シャーロックが「高機能社会不適合者」と自称する時、自分に言い聞かせてるような気がする。それでいいんだ、と。

シャーロックとジョンはお互い「君に救われた」と思ってる。孤独な人間同士が出会い、さまざまに影響し合って生きてる。

そう、ジョンも孤独だったんだよね。社交的で常識人でぱっと見孤独なんて似合わないのに。大勢に囲まれてわいわい過ごしていてもきっと孤独だったんだろうな。本当に友人と呼べる人間をずっと探し続けて生きてきたのかなぁ。

シャーロック、「死んでちゃダメだ」も聞いてたし。物陰からちゃんと聞いてんだよね。肝心なことはちゃんと伝わってるんだよね。


とかなんとかそんな風にも思いましたとさ。


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photo credit: Timothy Valentine via photopin cc


いや、それにつけてもやっぱりもやもやするー(笑)



笑いどころ萌えどころその他


もやもやのせいで霞んじゃってるけど、今回もいろんなところで笑った!
一番萌えたのは、泥酔したふたりかな。ジョンのぷくーっ顔とシャーロックのにこーっ顔、なんだあれ可愛い!!可愛くてどうしよう(笑)

あと、「しくじってないよ、ったく」とシャーロックにハグするジョン!
感動屋なんだから、もう!!結婚してください!!(どさくさ)

「ジョンなら毒殺します」(笑)人を信じて疑わない正直さがジョンのいいところ。

マイクロフト様がお腹の肉をポンポンっ(笑)意外とポッコリですなー。スーツ以外のお姿は貴重。

レストレードの駆けつけっぷり。愛だ。

アーチーって男の子も可愛かったけど、シャーロックも負けてなくて焦った(笑)そういう意味ではぶんぶん振り回してくれてるね。

タイトルの「三の兆候」ってそういうことかー!やられた!
この邦題、「兆候」って訳がずっと引っかかってました。元ネタの数字が変わっただけなら「署名」であるのが自然なのにどうして?うっすらネタバレ感漂ってる気がするんですが。

「僕が君たちを守る」と誓いを立てて、独り会場を去るシャーロック。
モリーは追いかけはしなかったね。
次回のタイトルは「最後の誓い」。なんだか切ない予感がしないでもない・・・?

シーズン3最終回は目の覚めるような切れ味でシニカル度高めでお願いします!
できればもやもやを吹き飛ばせるといいんだけど!

しかしモリアーティも"あの女"もライヘンバッハもジョンの結婚までも終わってしまって、これからどう盛り上がってくんだろう?モリアーティを超える敵が出てくる?それはそれでモリアーティの株下がるだけだなぁ。死してなおシャーロックを苦しめ続けるとびっきりでっかい驚きのからくりとかあるのかなないのかな!?あーっモリアーティに会いたいっ!


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photo credit: duncan via photopin cc


蛇足



以前、事件現場で弱ってる女性をシャーロックが怒鳴るシーンがあった。あえて怒鳴ると書きました。一見ひどい人のようだけど、彼女は過呼吸だったらしく、短時間で話し終えることができるようにとのシャーロックの思いやりだったんだよなぁ。ここすごく印象的だった。一切弁解しないんだよね。状況と対処法だけを簡潔に述べてすぐ立ち去る。過呼吸にはなったことがないので辛さはわからないけど、いや過呼吸に限らず、余計な気を遣わせない優しさってすごいと思う。鈍感な私はなかなか気付きにくい。気付きにくいだけに、意識してアンテナを張っとかなきゃなーと思います。

ホームズ兄弟くらい頭が良かったら、周りがバカに見えて当然だと思う。だって事実そうなんだもんね。話は通じないだろうし、謙遜すれば嫌味になり、そもそも存在自体が嫉妬の対象になるし、孤独にならざるを得ないと思う。疎まれないためには、ひたすら能力を隠してできないふりしてバカなふりして、嘘をつき通すしかない。そうやって他人を一生だまし続ける生き方。凡人=多数派が幸せになり易いように世の中はできてるんだ。凡人に生まれたことに感謝だね!…と言いつつできれば何か才能をください神様(笑)


以上。
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Comments 2

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みかん">
みかん  
Re: もや…もーやー

> こういう萌えエピソードの詰め合わせは
> ファンの妄想に任せておけばいいのに……
> 萌ポイントがたくさんあるのは分かるんだけど、
> 正直、ファンアートを見てるようでちょっと気持ち悪くなった…
> のは私だけでしょうか…
私はそこまでは思わなかったけど、ふむふむ、なるほど〜。

スタートレックみたいに百何十話ある中でたまにファンサービス的な回っていうんなら、ダメージ(?)も少ないでしょうけどね、SHERLOCKは現状ひとけたしかないし90分だから、ちょっとふっ飛ばされるとなかなか帰ってこれないですよね(笑)

3-3は面白かったですよ!!
本流に戻ってきたって感じでほっとしました。
3-2は特殊な回だったんだってことで、ストンとおさまりました。
もやもやは回収できる…とは思うけど、どうかな〜〜〜。
じゃああれだ、もう3-2のことはいったん忘れて、ニュートラルな気持ちで、期待せずに、観て欲しいかも。
そしてデルタ宇宙域から無事帰還してくれることを祈ります!(笑)

2014/06/13 (Fri) 13:53 | EDIT | みかんさん">REPLY |   
KMOK  
もや…もーやー

まだ3話目を見ていない…;
ので、2話目のモヤモヤを引きずっている私です(笑)
モヤモヤにイライラも混ざってる私です
3話目見ると回収されますかこの気持は?(笑)
このエピソードはほんとに超複雑な気分になりました~
語り尽くせないほど複雑な気分に…。

こういう萌えエピソードの詰め合わせは
ファンの妄想に任せておけばいいのに……
萌ポイントがたくさんあるのは分かるんだけど、
正直、ファンアートを見てるようでちょっと気持ち悪くなった…
のは私だけでしょうか…
期待しないで三話目を見て予想を裏切ってもらえたらいいな(汗

2014/06/13 (Fri) 09:24 | EDIT | REPLY |   

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