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Author:みかん
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[書籍] シャーロック・ホームズわが人生と犯罪

ホームズ自身が語る、若かりし頃と大空白時代!!

ということで、盛大に期待して手に取りましたよ。
期待した割には途中ちょっとダレてしまったけど、一読の価値はあると思います。
やっぱりワトスンがいてこそのホームズなのかなぁ。


456204506X シャーロック・ホームズわが人生と犯罪
マイケル・ハードウィック 日暮 雅通
原書房 2009-07-25

by G-Tools


ざっくり感想は続きから↓
ネタバレあり




ざっくり感想



若かりしホームズ


「最後の事件」以後の大空白時代の真相がメインだけど、はじめのほうは、諮問探偵になる経緯やワトスン君と過ごした221B時代について。
ときおり不意打ちのように舞い降りるホームズ目線のワトスン像に、クスっと笑わせてもらいました。曰く、ワトスンは気立てはいいけど鈍感だとか、日付が不正確だとか(笑)
イチオシは「大陸への逃亡」の章のここ(P112)↓


散歩に連れていってもらえると期待する犬のように目を輝かせながら、しかし私の身の安全を気づかっているといった様子で、待ちかまえていた。


犬!!友を気づかう紳士然としていながらも、喜びを隠し切れない愛すべきワトスン君ではありませんか(笑)バレてる感じがとてもいい(笑)あくまでホームズから見た姿に過ぎないけど、こういうところがワトスン君の可愛いところだよなー。「可愛い」なんて失礼かもしれないけど、可愛く見えてしまうんだからもう仕方がないんだぞ。


全体的に、実在の人物や事象、写真などを織り交ぜてあって、まるでノンフィクションのようでした。

ホームズの女性観についても、正典でワトスン君が面白おかしく書いてたけど、「ワトスンは僕を女性嫌いだとか何とか言ってたけど、別にそういうわけでもないんだけどね」的な前置きとともに、そのあたりの経験にも言及してました。正典で述べていた、保険金目当てに子どもを毒殺して絞首刑になった女性の話も!うぉぉ、左様ですか。
いずれも話の上の必然性があって書いている(たぶん)あたりが、ホームズらしいなと思いました。「これは何も自慢や弁解じゃないんだからね、まあどう受け取ってもらっても構わないが」という声が聞こえるかのようでした。



pp_reichenbach-fall
photo credit: Tom Edwards via photopin cc



大空白時代



ホームズとモリアーティは滝壺に落ちてなどおらず、それどころかふたりそろってドイツにスパイとして潜入してた!!
そしてマイクロフトも一枚噛んでた(一枚どころじゃないか)!!

これはつまり何を意味するかというと、そう、



みんなしてワトスン君を騙してた!(笑)



宿屋の主人までグルとはね。お前らーーーっ!!やっていい冗談とわるい冗談があるだろうっ!!

ただ、ホームズの「言っておくが、ワトスンはばかじゃないぞ」って言葉にはいたく感動!!
決闘したかのように見せかける細工をしていた時の台詞だったかな。ワトスンがばかじゃないからこそ成り立つ作戦。「僕たちよりはばかだけど、一般大衆よりはばかじゃないぞ」程度の意味かもしれないけど、それでも感動した!!いや、素直にワトスンへの敬意を表しているように感じました。さすがに今回のドッキリはやり過ぎだと思ったに違いない。でも、ばかだとかばかじゃないとか言われてたとしても、ホームズが生還して、ワトスン君は心の底から嬉しかったはず!


モリアーティ教授の半生はちょっと興味深かったかな。いいヤツではないけど、天才ゆえに嫉妬され苦しんだなんて、よくありそうな話でなんとも人間くさいじゃないですか。彼も人間なんですな。どうせならもっと掘り下げてほしかった気もするけど。そうだ、モリアーティもなんか自伝出しなさい。出てるのかな?出せるのかな?あー、でも、やっぱり読みたくないような…微妙だ。

有名な「E=mc2」が出てきたりしてビックリ!え、まさかこれ、裏でモリアーティが携わってたとかそんな大胆な展開に!?・・・と思ったけど違った。違ってよかったような気がしました。

スパイ活動の話は正直よく分かんなかったなー、理工系の話はちんぷんかんぷんだから。それに、ホームズがかつての宿敵モリアーティと学生ごっこをしている今この瞬間にも、ベーカー街のワトスン君は悲嘆に暮れているんだよなと思ったらさぁ!!しかもワトスン君からしたらホームズを奪った仇とも言えるモリアーティといっしょに行動してたなんてさ。ホームズを責める気はさらさらさないのだけど、そんな真相は墓場まで持っていってくれよな!!って本に書いちゃってるけど。

それにしてもホームズとモリアーティ教授、よくいっしょに行動できたもんだなぁ。何かにつけ相手を疑ってはいたようだから、警戒を怠らず、牽制したり探ったりして過ごすうちに互いを理解した・・・んだろうか。絶妙な関係。


空気銃とかモラン大佐とか、正典へのつながりと辻褄はなかなか面白かったです。
モリアーティ教授は別人としてどこかで生きていくのかなぁ、なんてのんきなことを思っていたら、皮肉な最期だったなぁ。


最後に、ワトスンについてのホームズの言葉(P305)。結局はここです。


私の一生を通じて、ワトスンほど正直でごまかしのない人間にあったことはない。そのためか、彼の書くものに見られる謙虚な自画像と、半分人間で半分機械のようだと彼の主張する私の肖像画を楽しそうに比べる読者から、ワトスン自身がかなり影響されていることに、私は気づいていた。一方、ワトスンほど読者に嘘の内容をつかませてきた伝記作家もいないだろう。なのに彼は、あらゆる責めをまぬがれてきたのだった。ライヘンバッハの滝で私とモリアーティのあいだにあったことを記録し、のちにその記録を訂正することで、彼自身が二重のごまかしの犠牲者になってしまったのだ。彼のストーリーはいわばあやつられて語った内容であるわけだが、秘密を隠すということなどできないとみなされた自分が、最初から最後まであざむかれていたなどとは、これっぽっちも疑わなかった


そして(P316)、


ここで"大いなる空白"の時代は終わりをつげ、"大いなる嘘"が始まるのである。


と。ふぇぇ〜。


ワトスン君がこの真相をいつどこでどんなふうに知るのかは分からないけど(私の見落としかもしれないけどたぶん書いてなかったはず)、知ったとしてもきっと笑って許すんだろうな!




以上〜♪

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