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[書籍] シャーロック・ホームズの冒険:「ボスコム谷の謎」

「ボスコム谷の謎」(The Boscombe Valley Mystery)を読みまして、

「ココの和訳が気になる!」、
「ココの原文が気になる!」

って箇所を抜粋してみました♪

両者にたいした差はないです。とにかく気になったところを原文込みで引用したかった、それだけだ!


+αで感想も少々。

この6冊から。


  • 〈角川文庫〉
  • 〈光文社文庫〉
  • 〈新潮文庫〉
  • 〈偕成社〉    ※(上)(下)で分かれてますが便宜上1冊扱いとします。
  • 〈河出書房新社〉
  • 〈創元推理文庫〉


シャーロック・ホームズの冒険 (角川文庫)シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)
シャーロック=ホームズの冒険 上 シャーロック=ホームズ全集 (5)シャーロック・ホームズの冒険 (シャーロック・ホームズ全集 3)シャーロック・ホームズの冒険 (創元推理文庫)


《参考》
原文で読むシャーロック・ホームズ

ざっくり感想&引用は続きから↓
ネタバレあり




ココの和訳が気になる!


ムーンシャイン


〈原文〉→サイト

“… all theories to the contrary are the merest moonshine.”
“Well, moonshine is a brighter thing than fog,

●〈角川文庫〉 (P136)

「(…略…)それに反する理論はぜんぶ、月明かりのように淡い、単なるたわごとだという事実」
「しかし月明かりは霧よりも明るいですよ

●〈光文社文庫〉 (P165)

「(…略…)この事実に反するような理論はすべて、たわごとみたいなものです」
「でも、月の光でも霧よりは明るい

※「たわごと」「月の光」それぞれに「ムーンシャイン」とフリガナあり。

●〈新潮文庫〉 (P142)

「(…略…)これに反するすべての仮説は、太陽の前の月光にすぎないという事実です」
月光でも霧のなかにいるよりは明るいですからね

●〈偕成社〉 (P207)(上)

「(…略…)これに反するすべての理論は、月光のようにはかないということですよ。」
「うん、しかし月光でも霧よりは、あかるいからね。

●〈河出書房新社〉 (P155)

「(…略…)これに反する理論はすべて、月の光のようなまぼろしにすぎないということです」
「でも、月の光は霧よりは明るいでしょう

●〈創元推理文庫〉 (P158)

「(…略…)それ以外の、これとは相容れない理論はすべて、ただの夢物語にすぎない
「しかしね、月の光でも、濃霧に巻かれるのよりは明るいとも言えるぞ

※「夢物語」「月の光」それぞれに「ムーンシャイン」とフリガナあり。


レストレード警部とホームズの会話。

〈光文社文庫〉と〈創元推理文庫〉はルビがふってあり、自然と元の英語に意識が向きました。
こういうのって、翻訳する時に悩ましくもあり醍醐味でもあるんだろうなぁ。

「しかし」っていう逆説から入るから、単純に"But"かと思ったら"Well"なんですね。

以下、英語書けぬしゃべれぬ聴き取れぬ私のmoonshine。
"Well"のほうが"But"よりも軽くあしらってるような気がする。
"But"は「いやしかしね、月の光は霧より明るいんですよ?聞いてますか?」って感じで、真剣に会話しようとしてるけど、"Well"は「ま、月の光は霧より明るいですがね(ぷぷっ)」みたいな、相手にしてないニュアンスを感じるんだ(笑)ホームズが言うからかな〜。

〈創元推理文庫〉のホームズの「〜言えるぞ」口調はちょっと新鮮でした。



ココの原文が気になる!


安らかな死の床


〈原文〉→サイト

“Your own deathbeds, when they come, will be the easier for the thought of the peace which you have given to mine.”


〈角川文庫〉(P152)

「いずれあなたも死の床に就くときがくるでしょう。そのとき、わしに安らかな死を与えてくださったことを思い出せば、苦痛もやわらぐことでしょう」



なんか妙に印象に残った、この台詞。
昔はワルい盗賊だった男が、死を前にしてこんな心境になるのかぁと。




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photo credit: Kaptain Kobold via photopin cc



ざっくり感想


自白めいた「当然の報い」発言で無実の罪を着せられそうになった息子を守ったホームズ、かっこよかった!

過去と愛娘という弱みにつけ込まれた元盗賊と、その弱みにつけ込んでやりたい放題の元御者。
改心したとはいえ過去の悪事は消せないよ、本来ならやり直す機会なんてのは法の裁きを受けてから。罪が重いのは元盗賊のほうに違いないのだろうけど、そうだとしても元御者のイヤな奴っぷりが霞ませるよなぁ。さらに病気で先が短いと来た。娘まで取られてたまるか。

息子の供述で、何か灰色っぽいものを見た気がするっていうのがあったけど、この「気がする」っていう記憶の曖昧さ正確さ加減がなんだか面白いです、脳機能的な意味で。動転しながらも、見てないようで見てるし、見てるようで見てない。

あんな奴でも、この息子にとってはよい父親だったのかなぁ?
いずれにせよ、次世代のこの息子たちはハッピーエンドで良かったです。親たちの闇なんか知らなくていいさ〜。

息子君、若気の至りで軽はずみなことしでかして、一体どれだけ後悔しただろう。察するに余りあるね的なことをホームズも言ってたな。

蛇足ですが、「自白」と「目白」と「自由」と「白目」と「白日」ってすごく似てる。蛇足でした。



以上♪

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