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[書籍] シャーロック・ホームズの冒険:「ぶな屋敷」

「ぶな屋敷」(The Adventure of the Copper Beeches)を読みまして、

「ココの和訳が気になる!」、
「ココの原文が気になる!」

って箇所を抜粋してみました♪

両者にたいした差はないです。とにかく気になったところを原文込みで引用したかった、それだけだ!


+αで感想も少々。

この6冊から。


  • 〈角川文庫〉
  • 〈光文社文庫〉
  • 〈新潮文庫〉
  • 〈偕成社〉    ※(上)(下)で分かれてますが便宜上1冊扱いとします。
  • 〈河出書房新社〉
  • 〈創元推理文庫〉


シャーロック・ホームズの冒険 (角川文庫)シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)
シャーロック=ホームズの冒険 上 シャーロック=ホームズ全集 (5)シャーロック・ホームズの冒険 (シャーロック・ホームズ全集 3)シャーロック・ホームズの冒険 (創元推理文庫)


《参考》
原文で読むシャーロック・ホームズ

引用祭り&ざっくり感想は続きから↓
ネタバレあり




ココの和訳が気になる!


ワトソン君の執筆に対して


〈原文〉→サイト

“If I claim full justice for my art, it is because it is an impersonal thing – a thing beyond myself. Crime is common. Logic is rare. Therefore it is upon the logic rather than upon the crime that you should dwell. You have degraded what should have been a course of lectures into a series of tales.”

●〈角川文庫〉 (P410)

ぼくがきみの書き物に完全を求めるのは、それがぼく個人の問題ではないからだ――それはぼくという人間を超越した問題なんだよ。犯罪はどこにでもある。そのいっぽうで正しい推理はまれだ。したがってきみが力を注ぐべきは、犯罪よりも推理のほうだ。きみは一連の研究成果の発表であるべきものを、物語シリーズにおとしめている

●〈光文社文庫〉 (P486)

ぼくが自分の仕事に対して正当な扱いを要求してやまないのは、それがぼく個人の問題ではなく、むしろ個人の次元を超越した問題だからだ。犯罪はざらにある。しかし、正しい推理はめったにない。だから、犯罪そのものよりも、むしろその推理こそを、ひたすら書き記すべきだ。きみは、推理学の連続講義になったはずのものを、たんなる小説にしてしまったんだよ

●〈新潮文庫〉 (P342)

僕が自己の芸術にたいして全幅の公平を要求するのは、それがけっして僕個人の問題ではない――僕というものを超越した問題だからだ。犯罪はざらにある。し かし正しい推理は得がたい。君が筆にすべきことも犯罪そのものではなく、犯罪を分析し総合する推理のうえにこそなければならないのだ。一連の講義であるべ きものを、君は物語にまで低級化させている

●〈偕成社〉 (P296) (下)

ぼくの芸術を正当にあつかってほしいのは、ぼく個人の問題ではないからだよ――ぼく個人を超越しているのだ。犯罪はどこにでもあるが、まともな推論はめったにない。だから、きみは犯罪よりも、推論を強調すべきなんだ。ところが、きみは連続講義になるものを、連続物語にしてしまっている。

●〈河出書房新社〉 (P444)

ぼくが自分の芸術のために充分な正義を要求するのは、それが個人的なものではなく、――ぼく自身を超越したものだからなのだ。犯罪はいくらでもある。が、正しい推理はまれなのだ。だから、君が力を入れて書かねばならぬものは、犯罪そのものではなく、その正しい推理なのだよ。君は、一連の講義であるべきものを、物語シリーズに格下げしてしまった

●〈創元推理文庫〉 (P468)

ぼくが自分の技術にたいして正当な評価をもとめるのは、それがぼく個人とは無関係なもの――ぼく個人を超越したものだからなんだ。犯罪はありふれたもの。 だが的確な論理はまれなもの。だからきみも、犯罪そのものより、それを解明する論理のほうにこそ重きをおいて書くべきだ、そう言いたいのさ


辛辣だなぁホームズ。
かろうじて〈創元推理文庫〉はやんわりとしてますが。
でも、ホームズの言わんとすることは分かるよ、あなた、かっこいいよ!!

犯罪はありふれてて論理はまれだという太字の箇所、対になってるなぁと原文を見てみたら、
Crime is common. Logic is rare.
なんてシンプルで美しい文章なのでしょう!
・・・と思ったら、〈河出書房新社〉の注釈に
この格言は、「芸術は長く、人生は短し」という金言を踏まえたものである。
とありました。

Art is long, life is short芸術は長く、人生は短し).

ほほぅ〜。



ココの原文が気になる!


職業病

〈原文〉→サイト
that it is one of the curses of a mind with a turn like mine that I must look at everything with reference to my own special subject. You look at these scattered houses, and you are impressed by their beauty. I look at them, and the only thought which comes to me is a feeling of their isolation and of the impunity with which crime may be committed there.

〈角川文庫〉(P426)

これはぼくみたいな人間の厄介な宿命なんだが、ぼくはどんなものでも自分の専門と結びつけて考えずにはいられないんだ。きみは点在する家々を見て美しいと思うだろう。しかし僕が同じものを見て思うのは、個々の家が孤立していることや、犯罪が行われても発覚しにくいということなんだ


のどかな風景を見てもそんな風に考えてしまうとは(>_<) わー、でもちょっとうらやましいのはなぜ?そんな熱意を持って仕事に臨んだことないからかな\(^o^)/
curse → 「呪い」じゃなくて「厄介な宿命」かぁ。うん、ホームズが言うなら後者だねって気はする。



pp_beeches
photo credit: Jaydot via photopin cc



ざっくり感想


依頼人のハンター嬢が賢くてしっかり者で、とても好きです。
グラナダTV版の女優さんが知的美人で、イメージそのまんま。
やれやれモードだったホームズもハンター嬢には好感を。やっぱりホームズはバカな女はきらいなのか。うっ…なぜか少し心が痛む私(笑)
怖いけど好奇心が勝っていろいろ自分で調べちゃうけど、無謀とまではいかず、ギリギリセーフな位置を保ちながら手堅くやる感じ。

「ぶな屋敷」というタイトルは内容を思い出しづらいです。ただの舞台だもんなぁ。
「赤毛連盟」同様(額がおかしいという意味で)、破格の給料でいかにも怪しい雇い主。目が笑ってないルーカッスルさんすごく怖そうです。

この話はとにかくアリスが不憫でなりません。
血のつながった親に将来を絶たれたうえ閉じ込められるなんてなぁ、意味が分からない。
主人の面白話でつかのま盛り上がるその笑い声が、完全に浮いてそうなお屋敷。犬の扱いもひどいし。後妻も陰気だし。ああそうだ、5歳の息子の危ない性格どうにかして…だめだこいつはやくなんとかしないと

でも、使用人が密かにアリスの味方だった(「味方だった」と言うべきか「味方になった」と言うべきか)のと、アリスの恋人が妨害に負けなかった点が、大変ほっとしました。

『飼い犬に手を噛まれた』(?)ルーカッスル氏は大いに反省すべし。


以上♪

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