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[書籍] シャーロック・ホームズの冒険:「赤毛連盟」

「赤毛連盟」(The Red-headed League)を読みまして、

「ココの和訳が気になる!」、
「ココの原文が気になる!」

って箇所を抜粋してみました♪

両者にたいした差はないです。とにかく気になったところを原文込みで引用したかった、それだけだ!


+αで感想も少々。

この6冊から。


  • 〈角川文庫〉
  • 〈光文社文庫〉
  • 〈新潮文庫〉
  • 〈偕成社〉    ※(上)(下)で分かれてますが便宜上1冊扱いとします。
  • 〈河出書房新社〉
  • 〈創元推理文庫〉

シャーロック・ホームズの冒険 (角川文庫)シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)
シャーロック=ホームズの冒険 上 シャーロック=ホームズ全集 (5)シャーロック・ホームズの冒険 (シャーロック・ホームズ全集 3)シャーロック・ホームズの冒険 (創元推理文庫)


《参考》
原文で読むシャーロック・ホームズ

引用祭り&ざっくり感想は続きから↓
ネタバレあり




ココの和訳が気になる!


ホームズの人生観


〈原文〉 →サイト

My life is spent in one long effort to escape from the commonplaces of existence.

●〈角川文庫〉 (P82)

ぼくの人生は、平凡な生活から逃れるための努力で明け暮れていく。

●〈光文社文庫〉 (P98)

ぼくの人生というのは、平凡な生活から逃れようとする果てしない努力の連続だ。

●〈新潮文庫〉 (P88)

僕の生甲斐は、生存の退屈さからのがれようともがくことで終始しているんだね。

●〈偕成社〉 (P122) (上)

ぼくは、たいくつな毎日からのがれようと、一生努力しなけりゃならないのかな。

●〈河出書房新社〉 (P129)

ぼくの一生は、毎日の生活が平凡なことから逃げ出そうとする、長い努力の連続さ。

●〈創元推理文庫〉(P97)

思うにぼくの一生というものは、平々凡々たる生きかたからのがれようとする闘いの、そのはてしなき連続じゃないのかな。


この台詞、いいですね!!かっこいい!!
〈角川文庫〉の訳が簡潔でクールです!「〜ていく。」の言い切りがちょっとキザにも見えるけど(笑)
〈偕成社〉のホームズは、可愛い(●´ω`●) ひらがな多めの字面がどうしてもね。
〈光文社文庫〉もいい。某ギャンブラーの「人生とは運命を切り開く賭けの連続」を思い浮かべずにはいられない。



ココの原文が気になる!


ぼくのささやかな名声


〈原文〉→サイト

“I begin to think, Watson,” said Holmes, “that I make a mistake in explaining. ‘Omne ignotum pro magnifico,’ you know, and my poor little reputation, such as it is, will suffer shipwreck if I am so candid. (…)"

〈角川文庫〉(P49)

「これは失敗したな、ワトスン。説明なんぞするんじゃなかったよ。『未知なるものはすべて偉大だ』というじゃないか。こんなに正直に話してると、ぼくのささやかな名声も台無しになってしまう。まあ、もともとたいしたものじゃないがね。(…略…)」


「なあんだ、知ってしまえばなんてこたぁないね、ハハッ」って態度をホームズがズバッと斬ってくれる台詞。
「ささやかな名声」とか「たいしたものじゃない」とか、謙遜しちゃってまあ!!
そんなホームズにクスっと来ました。
suffer shipwreck は「難破する」って意味なんですね。

‘Omne ignotum pro magnifico,’=「オムネー・イグノートウム・プロー・マグニフイコ―」(〈創元推理文庫〉のフリガナより)。
〈河出書房新社〉の注釈によると、タキトゥスの『アグリゴラ』第三十章第四節の引用とのこと。
ぽかーん( ゚д゚)



comical side に burst out


〈原文〉→サイト

the comical side of the affair so completely overtopped every other consideration that we both burst out into a roar of laughter.

〈角川文庫〉(P61)

この事件のこっけいさに、もろもろの問題もしばし忘れて、二人とも思わず吹き出してしまった


burst!まさに burst って感じだよなーここ(笑)
グラナダTV版のburstぶりが強烈に印象に残ってます。
こみ上げる笑いを必死に抑えるジェレミーさんが最高!で、巻き戻して何度も観ました。
困ってるから相談に来たのに、紳士ふたりにこんなに笑われちゃあ、普段は穏やかな(想像)ウィルスンさんもぷんぷんですぞ。



反動


〈原文〉→サイト

his extreme exactness and astuteness represented, as I have often thought, the reaction against the poetic and contemplative mood which occasionally predominated in him.

〈角川文庫〉(P69)

ぼくはつねづね感じるのだが、彼の極端に厳密かつ鋭敏な一面は、ときおり彼の人格を支配する詩人のような瞑想的な一面の反動にちがいない。

続けて、

The swing of his nature took him from extreme languor to devouring energy;

〈創元推理文庫〉(P82)

この個性という振り子は、つねに彼を極度の無気力状態から、逆にすべてを焼きつくすほどのエネルギーのかたまりへと振り動かす


"優雅で調和に満ちた"、"ヴァイオリンの国" で幸せに浸るホームズを見て、ワトソン君は思った。こういう時のホームズが一番手ごわいのだと。
うわー!つくづく敵に回したくない人だと思った、ホームズ。味方ならこの上なく頼もしい!
オン/オフのはっきりした人っていますよね、その極みという感じ?天才肌。
この両極端、正反対な感じを「振り子」と訳してた〈創元推理文庫〉が素敵だなぁと思いました。
ホームズって学校の成績の差が極端に激しそう(笑)興味ない科目は無気力過ぎて平気で0点取りそう、やればできる頭を持ってるのに。

ロジカル頭脳の人の中では、音楽は一体どういう世界になってるんだろう?のぞいてみたい。



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photo credit: Flооd via photopin cc



ざっくり感想


犯人も手口も完全に知ってる状態で読みました。「冒険」は有名な話が多く、ホームズ事始にはすごく良いですね。

給料半分でいいから、なんて言う人は腹に一物あるっていう、世の中そんな殊勝な人そうそういないよねっていう、ちょっと世知辛さを感じなくもないお話・・・。
「赤毛連盟」という一度聞いたら忘れないインパクトのタイトルと、ちょっとぼんやりしたにくめない質屋の店主が印象的。
地下に穴掘って銀行に侵入という大胆な犯行と、犯人の気位の高さのギャップも面白かった。あ、意外と?自分で汗流すタイプなんだ、と。
誰も死なず、大犯罪を未然に防ぐところが好きですね〜。

質屋のおっちゃん、一時は迷惑被ったかもしれないけど、結果的にはプラマイプラスだよなぁ。
臨時収入と、ホームズ曰く「A」の段の知識と、風変わりな体験談と。
質素に暮らす善良な赤毛の正直者が体験した、ひと夏(季節いつだか知らないけど)の冒険☆「質屋の冒険」☆


以上♪

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