私が読んだホームズ作品まとめ

みかん

今までに読んだシャーロック・ホームズの贋作パロディその他について、読了当時のひとこと感想つきでここにまとめます。
主に物語を中心に、順不同で。

  • どっちかっていうとワトソン派
  • キャラ萌え傾向あり
  • 友情万歳
  • 正統派な贋作が好き
  • でも笑い要素も大歓迎

な私の、実にライトなものです。お粗末様です。

(最終更新日:2018/07/17)

シャーロック・ホームズ―ガス燈に浮かぶその生涯
シャーロック・ホームズ―ガス燈に浮かぶその生涯 (河出文庫)
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小林 司, W・S・ベアリング=グールド
河出書房新社

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ホームズの一生を追った独占密着ドキュメンタリーとでもいうべき1冊。濃いめでどっぷり浸かれます。泣きました…!
付録にシャーロッキアン検定があります。

過去記事[書籍] シャーロック・ホームズ ガス燈に浮かぶその生涯(ネタバレあり)

シャーロック・ホームズ わが人生と犯罪
シャーロック・ホームズわが人生と犯罪
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マイケル・ハードウィック
原書房

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ホームズの一人称で語られる大空白時代の真相!なかなかに大胆な設定で読みごたえあり。
ホームズ視点の愛すべきワトソンが楽しめます。

過去記事[書籍] シャーロック・ホームズわが人生と犯罪(ネタバレあり)

シャーロック・ホームズの秘密ファイル 他
シャーロック・ホームズの秘密ファイル (創元推理文庫)
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ジューン トムスン, 押田 由紀
東京創元社
シャーロック・ホームズのクロニクル (創元推理文庫)
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ジューン トムスン
東京創元社
シャーロック・ホームズのジャーナル (創元推理文庫)
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ジューン トムスン
東京創元社
シャーロック・ホームズのドキュメント (創元推理文庫)
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ジューン トムスン
東京創元社

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ジューン・トムスン女史の正統派贋作短編集。
全体的に抑制の効いた筆致で、「語られざる事件」などを正典の雰囲気そのままで味わえます。
「〜クロニクル」の付録には年代検証があります。(私は読み飛ばしちゃったけど。)

ホームズとワトスン―友情の研究
ホームズとワトスン―友情の研究 (創元推理文庫)
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ジューン トムスン
東京創元社

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ノンフィクションの如き、おなかいっぱい大満足の1冊。ありがとうありがとう。"生来慎み深い"ワトソン、私も大好きだ!!

シャーロック・ホームズの優雅な生活
シャーロック・ホームズの優雅な生活 (創元推理文庫)
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マイクル・ハードウィック, モリー・ハードウィック
東京創元社

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「紳士:滑稽:短気=3:5:2」な三枚目ワトソンに爆笑。
映画のノベライズで、とにかくテンポよし。「シリアス続きなのでたまには陽気なのが読みたい」なんて時にいい気分転換になりそう。
タイトルは正直ピンとこないです。

過去記事[書籍] シャーロック・ホームズの優雅な生活

シャーロック・ホームズの失われた事件簿
シャーロック・ホームズの失われた事件簿
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ケン グリーンウォルド
原書房

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短編集。
個人的にはお馴染みの面々が登場する話が面白かったです。
トンデモ設定もありますが、ホームズよ永遠なれって感じで許容範囲内かな。

エドワード・D・ホックのシャーロック・ホームズ・ストーリーズ

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短編集。
心理やトリックが面白かった!
ホムワトのやりとりよりも事件そのもののほうが印象に残る、自分にとっては珍しいパターンの1冊です。(裏を返せばホームズである必然性が薄いとも言えますが。)

シャーロック・ホームズの私生活
シャーロック・ホームズの私生活 (河出文庫)
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ヴィンセント スタリット
河出書房新社

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ホームズ&ワトソン、そしてハドソン夫人への静かな愛を感じるエッセイ。
BSI(シャーロッキアン団体)の役員名称なんかも載ってて面白いです。「ガソジーン」とかね。(著者はBSI創立者のひとり。)

過去記事[書籍] シャーロック・ホームズの私生活

シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険―ワトスン博士の未発表手記による

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のんきなタイトルとは裏腹に重い設定、でもそれだけに絆の深さを感じられて熱いです。変わらないって素敵なことね、ワトソン。

過去記事[書籍] シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険(ネタバレあり)

ウエスト・エンドの恐怖―ワトスン博士の未発表手記による

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シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険 PART 2、ということですが、前作との関連はほぼないと見て差し支えなし。
著名人が出てきます。
しかしながら全体的に印象に残らなかったです。しいていえば「クックッ笑う」という表現が多いなぁということくらいか…。

ホワイトチャペルの恐怖―シャーロック・ホームズ最大の事件

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ホームズ VS 切り裂きジャック。
予想どおりザンコク描写がきつい…ものの、それを除けば硬派で良いです。
貧しい子どもたちへのホームズの優しい眼差しが印象的。
あとがきによれば、ヴィクトリア朝時代の描写が見事で、三人称にすることでドイル模倣しばりから解放され著者本来の魅力が放たれているとか。

シャーロック・ホームズの功績
シャーロックホームズの功績 (ハヤカワ・ミステリ 450)
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アドリアン・コナン・ドイル, ジョン・ディクスン・カー
早川書房

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ドイルの息子らによる正統派贋作集。期待した割にいまひとつ印象に残らず…。

シャーロック・ホームズ クリスマスの依頼人
シャーロック・ホームズ クリスマスの依頼人
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レジナルド ヒル, E.D. ホック
原書房

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クリスマス・アンソロジー第一弾。短編集。
当たりハズレはありますが、三者三様の新鮮な切り口で心温まる締めくくり。
少女目線で見たホームズ&ワトソンのニックネームが秀逸。

過去記事[書籍] シャーロック・ホームズ クリスマスの依頼人(ネタバレあり)

シャーロック・ホームズ クリスマスの依頼人2 四人目の賢者

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クリスマス・アンソロジー第2弾ですが、特にこれといったお気に入り作品には出会えず。

シャーロック・ホームズ 七つの挑戦
シャーロック・ホームズ七つの挑戦
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エンリコ・ソリト
国書刊行会

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あっさりした、かつ堅実で優等生な文章、という印象の短編集。

過去記事[書籍] シャーロック・ホームズ 七つの挑戦(ネタバレあり)

ロンドンの超能力男
ロンドンの超能力男 (扶桑社ミステリー)
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ダニエル スタシャワー, 日暮 雅通
扶桑社

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奇術師フーディーニが登場するホームズ贋作。
冒険活劇の世界にいまひとつ入り込めなかったものの、キャラクターは魅力的で、笑いもあり。

過去記事[書籍] ロンドンの超能力男

シャーロック・ホームズの栄冠

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王道篇、もどき篇、対決篇などといった章立て、そして「七パーセントの注釈」、「翻訳者 最後の挨拶」など、目次を見るにだいぶ楽しそうなんですが、期待に反して寄せ集め感がぬぐえず。微々たる笑いや胸熱話はありましたが…。

シャーロック・ホームズの蒐集(しゅうしゅう)
シャーロック・ホームズの蒐集
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北原 尚彦
東京創元社

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真面目でほんのり温かく読み易い贋作短編集。
メアリがいつも夫ワトソンを喜んでホームズの元に送り出す理由ににんまり。

ホームズ連盟の事件簿
ホームズ連盟の事件簿
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北原尚彦
祥伝社

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ホームズを取り巻く面々が主役の、心温まる短編集。
名脇役たちによる一人称語りが新鮮です。

過去記事[書籍] ホームズ連盟の事件簿

ホームズ連盟の冒険
ホームズ連盟の冒険
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北原尚彦
祥伝社

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「ホームズ連盟の事件簿」に続く第2弾。

過去記事[読書] ホームズ連盟の冒険

シャーロック・ホームズ 神の息吹殺人事件

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魔術だの悪霊だのにさんざん引っ張られた挙げ句、消化不良。
他の作品の主人公キャラクターも登場しますが、その扱いにも少々疑問が残りました。

シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち1・2

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バラエティに富んだ短編集。
著名人ネタについていけないのは慣れっこなんですが、面白そうな期待に反していまひとつ楽しめず。
前書きで胸が熱くなる一文に出会えたのでよしとするか、ってところです。

シャーロック・ホームズの事件録 芸術家の血
シャーロック・ホームズの事件録 芸術家の血 (ハーパーBOOKS)
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ボニー・マクバード
ハーパーコリンズ・ ジャパン

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暗い。重い。つらい。個人的にアウトでした…。タイトルもピンとこず。
キャラ、友情、切れ味、ヒーローといった要素はことごとく満たせず。

過去記事[読書] シャーロック・ホームズの事件録 芸術家の血(ネタバレあり)

シャーロック・ホームズ 最後の解決
シャーロック・ホームズ最後の解決 (新潮文庫)
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マイケル シェイボン
新潮社

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声を失った少年と、数字を唱え続けるオウムの謎にぐいぐい引き込まれました。
老いたホームズのお話ですが、一貫して「老人」と称される点が素敵。
しかし寂しさもある。
あとがきの著者のことばにぐっと来ました。

過去記事[読書] シャーロック・ホームズ 最後の解決(ネタバレあり)

シャーロック・ホームズ&イレギュラーズ〈1〉消されたサーカスの男
シャーロック・ホームズ&イレギュラーズ〈1〉消されたサーカスの男
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T. マック, M. シトリン, スカイ エマ
文溪堂

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ベーカー街非正規隊の少年たちが活躍するお話。
イラストがとっても素敵で、それだけに個性的な非正規隊メンバーをもっと掘り下げてほしかったなぁと。
子どもが主役の物語ゆえ、ホームズ&ワトソンは控えめです。

過去記事[読書] シャーロック・ホームズ&イレギュラーズ〈1〉消されたサーカスの男

荒野のホームズ
荒野のホームズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1814)
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スティーヴ・ホッケンスミス
早川書房

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ホームズに憧れて"シャーロックする"カウボーイ探偵の兄貴とおれの痛快なお話。
兄弟愛が感傷的ではなく茶化しながら笑いたっぷりに描かれている点が良かったです。

過去記事[書籍] 荒野のホームズ

荒野のホームズ、西へ行く
荒野のホームズ、西へ行く (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1825)
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スティーヴ・ホッケンスミス
早川書房

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「荒野のホームズ」の続編。カウボーイ探偵の兄弟が今度は列車内で事件を解決。
相変わらず愉快で笑えましたが、個人的には前作のほうが面白かったです。

シュロック・ホームズの冒険
シュロック・ホームズの冒険 (ハヤカワ・ミステリ文庫 42-1)

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ベイグル街221Bで相棒はワトニイ博士、ユーモアあふれるパロディ短編集。
英語の駄洒落についていけないのと、オチのパターン化で、笑いきれない面はあったものの、滑稽キャラのホームズにくすっと笑って息抜きするのには最適。

シュロック・ホームズの迷推理

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すべてが的外れの頓珍漢なシュロック・ホームズ短編集。
「冒険」より先に読んだのでインパクト高し。笑いました。

過去記事[書籍] シュロック・ホームズの迷推理(ネタバレあり)

シャーロック・ホームズのSF大冒険
短篇集 シャーロック・ホームズのSF大冒険(上) (河出文庫)
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マイク・レズニック
河出書房新社
短篇集 シャーロック・ホームズのSF大冒険(下) (河出文庫)
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マイク・レズニック
河出書房新社

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ツングースカの隕石やミステリーサークル、タイムトラベルなど、多種多様な題材を扱った短編集ですが、当たりが少なく期待はずれでした。ああ、やっぱり変わり種はやめといたほうが無難かな、と消極的な気持ちにさせる本です(笑)

シャーロック・ホームズに愛をこめて
シャーロック・ホームズに愛をこめて (光文社文庫)
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ミステリー文学資料館
光文社

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日本人作家によるホームズ贋作短編集。
正統派からトンデモ設定までさまざまですが、基本的にどのホームズも19世紀英国人なのでそこはホッとしました。

過去記事[読書] シャーロック・ホームズに愛をこめて

シャーロック・ホームズに再び愛をこめて
シャーロック・ホームズに再び愛をこめて (光文社文庫)

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ホームズ度薄めで楽しめず。

過去記事[読書] シャーロック・ホームズに愛をこめて(記事の終わりにちょっとだけ感想あり)

日本版 シャーロック・ホームズの災難
日本版 シャーロック・ホームズの災難
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柴田 錬三郎
論創社

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玉石混交のバラエティに富んだ短編集、といいたいところですが、玉に相当するものに出会えず。
読後感をひとことでいえばまさに「災難」…。

ベイジル—ねずみの国のシャーロック・ホームズ

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ねずみの名探偵ベイジルが相棒とともに事件を解決する、心温まる児童書。
ホームズをねずみに置き換えた物語、ではなく、人間のホームズをリスペクトするねずみの物語。

過去記事[書籍] ベイジル―ねずみの国のシャーロック・ホームズ

番外編

怪盗紳士ルパン「遅かりしシャーロック・ホームズ」
怪盗紳士ルパン (ハヤカワ文庫 HM)
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モーリス・ルブラン
早川書房

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ルパンの短編集のうち、ホームズが登場する話。
アウェーなホームズ(当然だ、ここはルパンの本拠地だもの)にひやひやしながら楽しめました。
正確にはHerlock Sholmes(訳の一例:エルロック・ショルメ)という、あくまでホームズとは別のキャラという設定らしいのですが、訳では「ホームズ」になっています。このあたりをどうとらえるか。

過去記事[書籍] 怪盗紳士ルパン(ハヤカワ文庫)

ルパン対ホームズ

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いまいちでした。が、その理由をメモする気力もなかったらしく、内容が思い出せません…。

ミステリハンドブック シャーロック・ホームズ
ミステリハンドブック シャーロック・ホームズ
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ディック・ライリー&パム・マカリスター
原書房

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物語ではありませんが、「ホームズについてもっと知りたい」、「ホームズの世界に浸りたい」を満たしてくれるいい塩梅の1冊。
ますますこの「風変わりな探偵と気だてのいい記録者」が好きになります。
誠実でユーモアと愛にあふれる文章で、このタイトルではつくづく味気なくてもったいないと思います。

過去記事[書籍] ミステリ・ハンドブック シャーロック・ホームズ

以上。

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