[ゲーム] 戦場のヴァルキュリア ざっくり感想

みかん

ゲーム「戦場のヴァルキュリア」をプレイした感想を、記憶と熱量が旬なうちに書いておきます。
(といってもエンディングを見たのは数ヶ月前ですが。)

PS3にて。
発売こそ10年前ですが、私にとっては今年が"戦ヴァル"デビューの年であります。

ジャンルはアクション・シミュレーション(パッケージに記載)、音楽は崎元仁氏です。
個人的に音楽はゲームをプレイする際のかなりの動機になります。崎元さんなら間違いない。

「ガリア戦線記」なる本を振り返る形でストーリーが進行。
戦闘では戦車や歩兵をひとりずつ具体的に動かします。敵の迎撃範囲を避けて移動したり、真正面から攻撃したり、櫓に登って狙撃したり、草むらを匍匐前進したり、戦車の陰に隠れたり、戦車砲を撃ったり、地雷を撤去したり、味方を回復したり。

偵察兵、突撃兵、対戦車兵、狙撃兵、支援兵の5つの兵科があり、適宜隊員を選んで配置します。

詳細はWikipediaにお任せするとして。

以下、ストーリーのネタバレはなし。

個人的に良かった点

何はともあれまず音楽

いやー、期待どおりハマりました。すばらしい。
崎元さんの曲は個人的にツボなことが多く、音楽には全幅の信頼を置いていました。
なのでどうしても先入観から聴いてしまうわけですが、まあでもやはりすばらしかった!
品があって、かっこよくて、士気が上がって、美しくて

正直なところ、プレイ開始直後の第一印象は「うん、いい感じ」といったきわめて控えめなものでした。ゲームを進めるうちに、耳に馴染み、気がつくとどっぷり。今なら「うおおおおお!!良いいいいいいいいいい!!!」くらいですか。

キャッチーではないけど、じわじわやみつきになる

特に好きな曲を挙げると、

  • 元気いっぱいで負ける気がしない「勇戦」
  • じっとやる気がみなぎる「作戦指令」
  • 気の引き締まる「攻防戦」
  • しっとり美しい「麗しのガリア」
  • 儚げで凛とした「ランドグリーズ大公家」

などなど。

市販の楽譜が見当たらないので自分でつくっています。

耳コピ楽譜まとめ

自作の耳コピ楽譜と関連動画をここにまとめます。 すべて同人音楽の森に投稿しています。 ...

戦場のヴァルキュリア オリジナル・サウンドトラック(※mp3)
Posted with Amakuri
崎元仁(ベイシスケイプ)
ベイシスケイプレコーズ

↑こちらのサントラはデータ(mp3)です。

ひとりひとり違う隊員たちの人間味

主要キャラをはじめ、たくさんのサブキャラひとりひとりに至るまで、顔、声、口調、性格、スキルが違って面白いです。

さまざまな生い立ちの老若男女、友人同士、恋人同士、誰が誰を好きで誰を嫌いで、逆境ほど燃える子もいればHPが半分になると絶望する子、味方が近くにいると強くなれる子、逆に弱くなる子、孤独を愛する子、田舎育ちに都会っ子などなど。

「ユニット」ではなく「キャラクター」であることが全面に出ている感じです。

隊員たちの特性を把握し、隊員同士の相性や、または単純に好みで、誰をどう配置してどう動かすか。長所ばかりではなく短所もある、むしろ短所だらけのキャラなんかもいて、いろんなひとが、いるよね。

人間関係が戦局を左右するといっても過言ではない。苦手な人の近くに行くと能力が落ちるんですから、仕留められるはずの敵も仕損じてしまいます。逆に好きな人の近くだと絶好調になったり、仲良し同士ならいいかというとおしゃべりに夢中になって能力がダウンしたりして、なんとまあ人間臭い。

とりわけ「逆境好き」な突撃兵のヴァイスがお気に入りで、よく使いました。顔も声も性格もぜんぶ頼もしかった(●´ω`●)

突撃兵たちは全体的に快活なキャラクターが多くて魅力的でした。
花形的な彼らに対して、支援兵は相対的に地味ですが確実に良い仕事をしてくれて、非常に役に立ちました。時には突撃兵や偵察兵に先んじて最前線に赴く勇気よありがとうありがとう。カロスなんて寂しがり屋だから、味方がいない場所をひとりで移動するの不安だったよね。よくがんばってくれました。

弾薬を補給する時の「シューーン」って音にちょっとハマりました。すれ違いざまにシューーーン。

台詞も多く、臨場感があり、使えば使うほど愛着が湧きます
倒れた仲間のために衛生兵を呼ぶ時とかも、ぐっとくる
やむをえず除名する時や、HPが少ない状態で命令された時、死亡時(悲しいので見たくないけど!)なんかにも、個性が出ます。

戦場のヴァルキュリア - 絵 - 砂漠育ちのウォルター
▲砂漠育ちのウォルター氏(なぜ、彼を描いた)

アニメ+水彩画風の映像

アニメに水彩画風のタッチが加わった独特のテイストが想像以上に素敵でした。

戦場のヴァルキュリア - インストール01 戦場のヴァルキュリア - インストール02

インストールの時点で早くも感動し始めましたので、記念にと写真撮影。その後、少しずつ着色されていってることに気付いてテンションが上がり2枚目をパシャリ。(トリミングしています。もともと載せる予定じゃなかった)

煙幕の中に入った時なんかも、真っ白になって陰の線が強調されてすごくいい感じで。

時々ちょっと色が明る過ぎるかなと感じるところもあったけど、水彩画風タッチがうまいこと緩和してくれました。

個人的に残念だった点

個別に育てられない

ジョブチェンジの概念がなく、隊員はそれぞれ兵の種類が決まっており、レベルアップは兵科ごとです。

だから、突撃兵はずっと突撃兵のままだし、よく使う子もまったく使わない子もみな一斉にレベルアップします。

そこがなぁ〜〜、誰がプレイしてもまったく同じように育つ、というのがシミュレーションゲームとしてもの足りなく感じました「自分が育てた」という実感がない

まあ、だからこそひとりひとり細かく設定されていて、「どう育てるか」よりは「誰を使うか」でバリエーションを出せるので、結果的には楽しめました。武器も、レア物なんかを誰に装備させるかは自由です。特攻要員には射程より火力を重視した武器を持たせたり、単純にお気に入りの子に良い武器を優先して装備したり、そのへんは好きなようにできて良かったですが。

でもでも、プラスαで何かしら成長に裁量の余地があったなら、私はきっとヴァイスとその仲間たちをめっぽう優遇したに違いない。

その他もろもろ

「ヴァルキュリア」の謎が少しずつ解き明かされていくシナリオはミステリみたいでぞくぞくしました。戦争を扱っていますが、たとえば「タクティクスオウガ(運命の輪)」ほどには政治色も濃くなく、その点では分かりやすいかな。

個人的には後半でちょっといただけない展開があり、主人公のことが一気に嫌いになりました。なんだなんだ、私にも「ウェルキン嫌い」が覚醒したのか。

戦闘はリアルな銃撃戦ですが、そこはファンタジーなので、撃たれまくっても「体、痛ぇんだけどなぁ」程度でピンピンしています。だから大丈夫さぁ!まあそれでもファンタジー要素のまだ薄い序盤の頃はちょっと生々しく感じました。

先を読み、戦略を考え、的確に判断する、なんてのが苦手な私には難易度の高いゲームでした。
おまけにアクションも下手なので、ちょっとした操作ミスが命取りになる緊迫感に心臓バクバクでした。マリオですら(「すら」って何だろう)手に汗握りドキドキする私ですから、いわんやこんなリアリティのある戦をや。
最終的には夫に交代して「見る専」として楽しみました。自力でクリアするということには何のプライドも持たない私です。しかし攻略サイトなどは極力見ずにやろう(少なくとも1周目は)、というポリシーは持っています。見ちゃうとつまらなくなるしね。

戦車の操作も難しかったなぁ。塹壕に車庫入れするのとか無理っす。
歩兵の倍のコストがかかるので、うかうかしているとあっという間に立ち往生したりしてね。
戦車はカスタマイズするたびに外見も変わっていって、凝ってるなぁ、マニアックだなぁと思いました。

当たり判定が大きいというか、地雷を避けたつもりが踏んでいたり、一見通り抜けられそうな隙間で通行止めになったり、慣れないうちはあたふたしました。
地雷はむしろ敢えて踏みました。丈夫な対戦車兵で。踏むとその地雷はなくなるので、支援兵を走らせてひとつひとつ慎重に撤去する(とても緊張する作業)よりも、たいしてダメージをくらわない対戦車兵で吹っ飛びながらでもできるだけ前に進めておきたい、そういう状況もありました。ひでえことしやがるようですが、カチッ!バーン!「いてっ☆」くらいのライトなもんなんで気楽です。まあでも雑な仕事させてすまねえ。


↓PS4 リマスター版

以上。

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