[本の感想] 「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル
バレットジャーナルの入門書。具体例あり。
結局バレットジャーナルを始めるには至らなかったけど、だらっと感想を書いておく。
本来は素早さ重視のシンプルなもの
バレットジャーナル(Bullet Journal)って、
今では、「自分の好きなものを、好きなように全部盛り込める、手書きの自作手帳」といったイメージでその名を知られるようになっていますが、(略)
まさにそういうものだと思ってた。
きれいで几帳面で凝った紙面が目立つので、ちょっと自分にはセンスもないしめんどくさいしでとてもやれる気がしないなーと。
でも、
本来は「紙とペンだけで暮らしをマネジメントする」ことを目的とした、とてもシンプルな手帳術
であり、
「箇条書き」と「キー」という記号を使ってタスクやスケジュールを管理
するものだという。
バレット(Bullet)とは、箇条書きの頭に付ける「・」(Bullet Point)のこと。
キーはもちろん自分でカスタマイズしてOK。
バレットジャーナルのいちばん大事なルールは、Rapid Logging(素早く記録すること)。
装飾に凝った、いかにも手間がかかりそうな書き方は、本来のルールに則ってはいないようだ。
著者はそうした「進化系」を、否定はせず、要は書き手に合っていればどちらでもよいと述べている。
私もバレットジャーナルの定義はそんなに気にしなくていいと思う。
各自好きなように楽しくやってるんなら、本来のバレットジャーナルから外れていても、まあそんなもんでしょうと。好みの問題。
実際、バレットジャーナルの素敵な紙面を見ると惚れ惚れするのは事実。凝っていようがシンプルだろうが、きれいなものには惹かれる。
自分の場合…
それはそれとして、自分の生活に取り入れるとしたらどうするか。
結局のところ、一元管理できれば、頭がスッキリすれば、日々の生活がより良いものになれば、いいわけですよね。
しかし、自分の場合、幸か不幸か管理しなきゃいけないほどのタスクなんてない\(^o^)/
既製の手帳やスマホで十分間に合ってた。
何にせよ一元管理は便利だと思うけど、今の手帳やノートの類をリセットしてまでやりたいほどの引力は感じない。なので、今の自分には縁がないものなのだろう。
リセットせずとも、都合のいいところだけいいとこ取りするのもありだけど…やっぱり手帳で間に合ってるわ。
好きなフォーマットというのもひとつ魅力的ではある。
既製の手帳ではどうしても妥協せざるを得ないところが出てくるから。
もし実際に始めるとしたら、「『バレットジャーナル』をやろう」といったバレットジャーナルありきではなく、「○○を記録したい」と思い立ったその時に、改めてひとつの方法として参考にしようかと思う。
たまたまバレットジャーナルの定義に当てはまればそれはバレットジャーナルだし、そうでなければそうでなくてかまわない。
ところで、「自己流で印(キー)を付けるっていうのは、何もバレットジャーナルに限らず、仕事や勉強なんかでも誰しも似たようなことはやってるよね?どうして急に流行り出したんだろう?」という疑問が湧いたんだけど。
正直、特別に斬新なアイデアというわけではありません。
(略)
「どこかで見たことのあるような手帳術」なのかもしれません。
だからこそ逆に、使っている手帳やノートを選ばず、デジタルとアナログの境界も飛び越えて、多くの方にとって取っつきやすく、取り入れやすいメソッドになっているのだと思います。
なるほど、半分は納得。
バレットジャーナルに限らず参考になったこと
バレットジャーナルに限らず何かの参考になれば御の字、という姿勢で読んでて参考になったのが、掃除の項目を「1分でできること」「3分でできること」「5分でできること」に分ける方法。
なるほど!確かに漠然と「リビングを掃除」だとあれもこれもやらなきゃと思って億劫だけど、具体的にかつハードルを下げて細分化すれば、やる気がない時でも1分で終わる程度のことならできそう。全部サボるよりはほんのわずかでもこなせたほうが心が軽い。いろいろ応用できそう。
以上。
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