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[読書][SF] 無限記憶 〜時間封鎖 3部作(2)〜

「時間封鎖」の続編。3部作の2作目です。

舞台は「時間封鎖」終了時から約30年後の新世界。
特殊な少年アイザックと、失踪した父を探す女性リーサ、そしてリーサと道中で知り合い行動をともにするパイロットのタークが主な登場人物。
新世界を襲う謎の降灰。アイザックの秘密。そして依然として謎のままである仮定体。

人間ドラマが良い味を出していた1作目に比べると、今回はむしろシュールでホラーな印象が強いです。
個人的には「時間封鎖」のほうが面白かったかなぁ。
それでも、仮定体への興味は失われることなく、仮定体に引きずられるようにぐいぐい読めました。

原題:AXIS

※以下、致命的なネタバレはなし。



章立ては人物毎で、語り口は三人称。
時代毎で一人称だった「時間封鎖」とは異なります。

1作目の主要人物ダイアンが歳を重ねた姿で登場したのには感慨深いものがありました。かっこよかったなぁ。
ジェイスンがもっと出てくるかと期待していたんですけどね。残念。

灰から生まれた造形物はけばけばしい色のモンスターといった感じで、ちょっとダークなアクションゲーム的な雰囲気を想像してしまいました。
目を持つ薔薇とか、怖いから。しかも砂漠にポツン…と。
植物のようでいて無機物的だったりとか、とにかく不気味。マグリットの絵を思い出しました。夢に出そう。
ただ、その形である必然性が感じられないので、何でもありの夢落ち感があって多少もやっとはしました。

飛行機や船や車といったごく普通の現代的な乗り物で大陸や砂漠を逃走するので、SFというよりイ○ディ・ジョーンズみたいなアドベンチャー(?)感もありました。砂漠に灰に火星に、粉っぽくて喉が渇きます。

前作に引き続き思うことですが、ともするとSF小説であることを忘れるくらい日常的現代的な視界に埋没するよなぁと。前作ではその点がおおむね好印象でしたが、今作では逆にマイナス。前作ほど登場人物に興味&好感を持てなかったからかも。それでもシュールな物体や降灰のからくり、アイザックの行く末に十分興味津々なので、さほど問題でもなく。

肝心の「仮定体」については、いろんなことが分かってきました。が、それ以上に、よりいっそう謎が深まりました。いいぞ、その調子だ。完結編を読まずに死ねるか。

関連記事:完結編は [読書][SF] 連環宇宙
関連記事:1作目は [読書][SF] 時間封鎖


以上。

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