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[読書] シャーロック・ホームズの事件録 芸術家の血

魅力的なキャラクター、ホム&ワトの友情、切れ味のある台詞、悪党を懲らしめるヒーローへの憧れ、謎が解き明かされるカタルシス、世界的名作、BBCドラマ「SHERLOCK」に触発されたミーハー魂 etc.

ホームズを読む動機はいろいろありますが(最大のきっかけはミーハー魂ですすみません)、正典は、残酷で生々しい描写が少ない、という点も消極的理由ながら大事な要素。 もちろん主観ですけど。

パスティーシュとは本家を模倣したもの。原作の雰囲気を踏襲したもの。ならば、そのあたりの加減もぜひ同じようであってほしいところ。

その点、この作品は個人的に完全にアウトでした・・・。
読書ノートのひとこと欄に大きく「NG」って書いたわ。

小綺麗で快適なものだけ出てくるなんて夢にも思ってないけどさぁ〜〜、こんな話にしなくったってさぁ〜〜。


シャーロック・ホームズの事件録 芸術家の血 (ハーパーBOOKS)
Posted with Amakuri
ボニー・マクバード
ハーパーコリンズ・ジャパン

(原題:Art in the Blood A Sherlock Holmes Adventure)

以下ネタバレご注意〜。

ざっくり感想

冒頭で述べたような、キャラ、友情、切れ味、ヒーローだのといったおよそ私の期待する要素がことごとく満足できなかったうえに、暗く重くつらい展開で、後味わるかったです。

まったく救われないわけじゃないけど、なんか補いきれない。

そもそも殺人事件を扱う物語なわけですから(必ずしも人が殺される話ばかりではないが)、暗い必要ない。事件が起きただけで十分、十分重いし暗いんだよ〜〜。それをただシリアスに語られてもなぁ、と思う今日この頃。

犯人に情状酌量の余地はまったくなく、モリアーティ教授のような魅力的でぞくぞくする悪玉感もなし。
もっとも、教授を食ってしまうような強烈な存在感があっては、それはそれでバランスが崩れそうですが。

ホームズが痛めつけられて瀕死になるのもつらい。
その後、コカインで元気百倍ってのも笑えない。そんなノリじゃない。

「SHERLOCK」でシャーロックが鞭打たれていたシーンは割と平気だったんですけどね。あれは、シャーロックのキャラというか、痛々しさを緩和して余りある要素で笑いに変えていたから。ほんと頑丈な奴だな、で済ませられる軽快さというか。

酷な描写に目をつむったとしても、ホームズとワトソンのやりとりも至って普通だし、他の主要な登場人物たちも何人か出てきたけどいまいち面白みに欠けるし、ホームズらしからぬアクティブさとエモーショナルさに激しい違和感を覚えました。

タイトルの「芸術家の血」から、私はてっきりホームズのご先祖様にまつわる話かと思ったんですが、そういうわけではなかったですね。

ネタが少々わざとらしかったのも引っかかりました。
「ハイ、これホームズネタね!確かに登場させましたからね!」とでも言いたげ。
いったんマイナスに引っ張られると駄目ですね。本来ならくすっと楽しめるところなのに。

唯一のオアシスはこの一文。

なかなか大人にならない大学生の面倒をみるように世話してくれたのだ。

ハドソンさん視点だと息子のようなふたり。できがいいのかわるいのか、面倒ばかり起こして、まったく、本当にしょうがないんだから。「なかなか大人にならない大学生」というところに、なんだかんだで見守ってくれるハドソンさんの温かみを感じて、私めちゃくちゃ癒やされましたです。よかった、ハドソンさんがいてくれて本当に!


ところで私は以前「ワトソン」と「ワトスン」どちらで書いていたっけ?と過去の自分の記事を検索しかけたんですが、やめました。常々迷うので、その時の気分に従います。少なくとも同じ記事の中では統一しようと思います。


シャーロック・ホームズの事件録 芸術家の血 (ハーパーBOOKS)
Posted with Amakuri
ボニー・マクバード
ハーパーコリンズ・ジャパン

以上。

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