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Author:みかん
東京在住30代♀の趣味戯言ブログ。
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[読書] 年収90万円で東京ハッピーライフ

「こんな生活スタイルもあるよ」という選択肢として、大いに参考になりました。

具体的であり、哲学的でもあり、共感する点もあり。
読み終えてふっと心が軽くなり、幸福度が上がった気がします。

年収90万円で東京ハッピーライフ
Posted with Amakuri
大原扁理
太田出版
読む前は疑ってましたごめんなさい

正直、読む前はちょっと疑ってかかりました。
「断捨離しろ」とか「働くなんてバカバカしい」「こうすべきだ」「◯◯こそ正しい」などと説教するような語り口なんじゃないだろうか?一流大卒で一流企業に就職したけど思うところあって隠居、真面目にあくせく働かずにうまいことやってますとか言いたいんじゃなかろうか?と。

でも全然違った。ごめんなさい!
家は貧しかったそうです。いじめられた経験などもひょうひょうと書かれていました。

週2日働き、月7万円生活。
自炊や家事が好きなインドア派の30代男性。高卒。英語が得意で、海外ひとり旅の経験あり。

実際どうやって暮らしが成り立っているのかもまあ参考にはなりましたが、それよりは「考え方」「スタンス」に感銘を受けました。

力まず無理なく幸せ

価値観を押し付けるような素振りは一切なく、力まず、オープンに書かれており、思いがけず一気読み。

生きていく上で余計なものを削ぎ落とし、俗世と距離を置きつつ、無理なく、等身大で、本当に自分が生きたいように生きている印象。流されない。かといって、意固地でも強がりでもない。なんか、うらやましい。

恬淡とし、諦観がありつつも、人間味のある生活をしていて、そこはかとなく幸せが伝わってくる。ストレスや負の感情はこの世の果てにぽいっと捨ててきたのではなかろうか?さっぱりしてる。そんな境地に達してみたい。

友人を必要としないタイプなのかと思いきや、ちゃんと人間関係も築いてる。誠に勝手ながら、ホッとしました。「人との関わりを絶って独りで生きています」では、あまり読み進める気にならなかったと思う。

「イヤなことで死なない」

仕事に関しても、

大切なのは「好きなことで生きていく」じゃなくて、「イヤなことで死なない」

これはぐっときました。そう、そうなんですよ!たぶん私ずっとこれ誰かに言って欲しかった。

やりたいことを仕事にする以前に、私はやりたいことがない。子どもの頃から、将来の夢だの目標だのが何もない。「◯◯になりたい!そのためには××が必要!だから頑張る!」っていう希望に満ちた素直な子が心底うらやましかった。そうあらねばいけないのだと思っていました。

ハードルを下げるのって多少の抵抗がつきものですけど、「死ぬ」よりマシ。死なないだけでも上々。ついつい、生きていることを当然の前提として、あれこれ盛っては自ら首を絞めてしまう。

「死なずに生きていること」が奇跡ではなく、ありがたみを忘れ、他人と比べ、勝とうとし、どんどん欲張ってはつらくなってるよなぁ。

実際私は落ち込んだ時は「まあとりあえず生きておくか」くらいまでハードルを下げることにしています。昔はもっと自分に厳しかったんだけどなぁ、おっといかんいかん、そんな考えは捨てなければ。たぶん、「昔はもっとこうだった」は幻想。

明日世界が終わってもいいように好きなことを中心にして生きつつ、明日世界が終わんなかったときのためにちょっと準備しとく。

なんだろうなぁ、ともすると「やる気がない」ようにも思えるのだけど、すごく前向きで、生きる希望や楽しさを感じます。気楽に行こう〜。

ああそうか、この本全体に無理のなさを感じるのは、「やむなく減らした」感じがしないからかも。

たとえば、「月収20万から10万になったので、あれを諦め、それをやめ、これを減らした」というと、一抹の悲哀がなくもないけど、もともとをゼロとしてみる。そのうえで、収入あります、友人います、趣味あります、生活の楽しみあります、心身健康です etc. なんだか十分な気がしてきますよね。むしろ豊か。

趣味の見つけ方

著者の趣味は読書と散歩らしいのですが、そこに至った条件が、「金がかからず、身ひとつででき、時間と場所を選ばず、ひとりでもできる」とのこと。納得。

図書館は離れのでっかい本棚だ、というのも大いに同感です。

私自身も読書と散歩は好きかな。他に趣味を挙げるなら、電子ピアノ、映画、たまにゲーム。どれもインドアで、節約しようと思えばできるものばかり。

何なら、物がなくても夫婦でしりとりとかしてるだけで楽しいや。自信ある。

また、著者のような生活を送るのに必要な性質として、

  • ひま耐性
  • 楽観性
  • 無理しない力

を挙げています。
これは私、素質あるな、うむ。

あとがき

自分は今幸せです。
今より収入が多く、もっと自由にお金を使えた10年前より、ずっと幸せ。
そりゃ、もう少しあったらなぁとは思います。
でも、10年前もそう思っていました。きっと大金持ちになってもそう思うのでしょう。
結局お金はいくらあっても足りない。
思いどおりにコントロールすることも難しい。
それよりは、自分の考え方をコントロールするのが手っ取り早いし応用が効く。

20代の頃は、使う金額の割には幸福感を得られず、虚しさが募る日々を送っていました。
もともとそんなにお金や物を必要とするタイプではなかったのに、ストレス解消だの世間一般の常識(という名の思い込み)だのを理由に、無駄な買い物ばかりしていたような。そして、簡単に手に入れたものには愛着が湧きにくい。最悪、買ったことすら忘れている。

もちろん、今完全に吹っ切れて悟りの境地ってわけではなく、いまだにもがいて迷走していますし、煩悩や邪念に苛まれてもいます。

要は身の丈に合った範囲で最大限満足する力があればいいんですよね。
収入が減ったら、生活水準を落とす。それはつらくてみじめなことなんだろうか?むしろ「必ずしもお金を使わなくても人生楽しめる力を身に付ける」チャンス。

バリバリ稼いでパァッとお金を使って経済に貢献するのが望ましいのでしょうが、それができたらそうしてる。宵越しの銭は持たねえ、なんてちょっとかっこいいと思っちゃう(危険?)。でも自分にはできない。まあでも「別にいいんじゃないの?」とこの本に肩を押された気がしました。

贅沢がしたいんじゃなくて、心が豊かになりたいんです私は。お金はあるけど友人がいないってのが最悪。腹を割って話せる友人がいて、理解ある人に恵まれて、自分の人生最高だったな、とかみしめて最期逝きたい。

まあ、万年筆は贅沢品だけどね…。人は矛盾だらけさ。

ところで私は家が好き。夫婦ふたり暮らしという点を含めて、自宅が快適過ぎて他の場所が相対的につらいくらい好きなんですが、著者の、「家の床をハグして『ありがとう』」には参りました。すごいなその境地…!人生楽しみ負けてる気がする。

年収90万円で東京ハッピーライフ
Posted with Amakuri
大原扁理
太田出版

以上。

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