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[読書] シャーロック・ホームズに愛をこめて

日本人作家によるホームズ贋作アンソロジー。
正統派からにやりと笑えるもの、トンデモナイ設定まで多種多様。全体的には読み易かったです。


シャーロック・ホームズに愛をこめて (光文社文庫)
Posted with Amakuri
ミステリー文学資料館
光文社

全体の感想

基本的にどのホームズも19世紀英国人でホッとしました。よかったー、無茶な日本人設定だったらどうしよう、当たりはずれの振り幅が大きいな・・・と懸念してたので。

正統派、ユーモラス設定と続く前半が特に面白かった!!それだけに尻すぼみな感はあったなぁ。

「踊るお人形」とか「緋色の紛糾」とか、ホームズとひと目で分かるタイトルが多くて良かったです。分かりやすいし、惹きつけられるし。タイトルから既に謎は始まっている感じね!


以下、掲載順にネタバレなしの感想を。

各話の感想

「黄色い下宿人」山田風太郎 ★★★★・

正統派パスティーシュ。これが最初で本当によかった。以降すごく読みたい気持ちになったもの。

タイトルからなんとなーく想像ついたけど、あの人物が登場。語られざる事件ににやりとする場面もあり。
最後はちょっと自画自賛?でもホームズにほめられるってわるい気はしないね?

「踊るお人形」夢枕獏 ★★★★・

THE 日本版「踊る人形」。
随所でコミカル。そして驚きのオチ・・・!!
ワクワクしながら読めました。

「シャーロック・ホームズの内幕」星新一 ★★★★・

これ、にやにやが止まらない!!
こんなホームズはいやだ。
こんなワトスンもいやだ。
でも笑って許せる。面白かったです。

「ワトスン博士の内幕」北原尚彦 ★★★・・

"語られざる事件"の真相。
こんなワトスンはいやだ(2回目)
・・・と思う反面、「ねえねえ、ハンター嬢はどうなの?」とか考えてしまう俗物なわたし(笑)

「死の乳母」木々高太郎 ★★・・・

後味がよくない。ホームズでなければならない理由も弱い気がする。

「シャーシー・トゥームズの悪夢」深町眞理子 ★★・・・

作者が「シュロック・ホームズ」の翻訳者である点、書かれた当時の世相を考慮しないと楽しめない点(本人が不承不承ながらの解説付きでしたが)、それらのせいなのかどうなのか、残念ながらピンと来ませんでした。

「緋色の紛糾」柄刀一 ★★・・・

これぞミステリという感じ。

でも、日本という舞台にホームズがかき消されているように感じました。別に他の探偵でもよかったんじゃないか、と一瞬でも思うと、みるみる冷めてくもんだなぁ。

「ダンシング・ロブスターの謎」加納一朗 ★★・・・

うーむ、ダンシング・ロブスターが何であるか知ってしまった今では、もはや読む気にはならないです。ホームズは、事件が解決したらもう満足って類のものじゃないので、そこを求めてる自分にはもの足りなかったです。

「『スマトラの大ネズミ』事件」田中啓文 ★・・・・

真っ向から"語られざる事件"が語られるので、さてどんなからくりかと期待したんですが、これはないわ
「ヤバいもん見つけちゃったよ」っていう前置きがあっての本編なので、いやな予感はしたんだけど・・・。

強烈な話なので忘れたくても忘れられないですね。まあ記憶に残らないよりはましかな。




第2弾「シャーロック・ホームズに再び愛をこめて」も読んだけど・・・

ちなみに、第2弾「シャーロック・ホームズに再び愛をこめて」も読んだのですが、いずれもホームズ度が薄く、イライラさせられるものが多かった・・・。あくまでホームズ要素をあつかった別物。第1弾の解説で、第2弾はよりバラエティに富んだ作品を集めたとあったので、覚悟はしてましたけどね。ホームズという観点からではなく、まったく違う角度から出会ったほうが楽しめそうな気がします。少なくとも、ホームズ集として受け入れる度量の広さは私にはなかったようです。



以上。

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