ピアノを弾いたりなんやかやしながら、いい塩梅に暮らしたい♪
久しぶりに楽譜の感想でも。
ラフマニノフのピアノ協奏曲が弾きたくて買いました。
第2番の第1楽章、ハ短調。「のだめカンタービレ」で千秋が演奏してたやつですね。
(この第◯番の数字はいつになっても覚えられないなぁ。)
タイトルや表紙がちょっと仰々しいですが、中身はあっさりしたもんです。
ちなみに私はピアノ協奏曲ほとんど知りません。むしろこの楽譜で知る勢い。そんな人間のぬる〜い感想です。
大曲のピアノ協奏曲を原曲のエッセンスは残しつつ、最低限の音で弾けて、サイズは構成上矛盾のない長さにアレンジしています。
ということで、難易度もほどほど。
ピアノ協奏曲に詳しくないけど、ちょっと興味があって、原曲はとても弾ける気がしない、指も届かない、しかし何らかの形で弾いて楽しみたい・・・!!そんな人への入門編(?)にちょうどいいかも。つまり私のこと。
収録曲はこのとおり。
物理的にも技術的にも一人では不可能な協奏曲を、一人で味わえるピアノソロにアレンジしてくれるのはありがたいです。協奏曲が一人で完結するってある意味とても贅沢な気がします。ピアノは「一人オーケストラ」って言いますしね。すばらしい楽器だこと。
目的のラフマニノフ第2番第1楽章は、序盤の左手の簡素さを受け入れられれば楽しめるかなーと思います。私はおおむね気に入りました!普段、中〜上級レベルの楽譜を使っている人なら、初見でざっと雰囲気はつかめそう。
以前、もう少し原曲に近い楽譜で挫折してるので、おとなしくこのアレンジを大事に楽しみ尽くしたいところです。難しい楽譜で悪戦苦闘するか、易しい楽譜で淡白さに妥協するか、ジレンマです。弾けないってじれったいんだから。
ただ、本当に「最低限の音」で「エッセンス」だけという感じです。
よくもわるくも「ハイライト・エディション」なので、普段から聴き込んでいる人やピアノ上級者には、もの足りないかもしれません。「帯に短したすきに長し」な面はやっぱりあるかな。
好意的に見れば、「いいとこ取り」で「コンパクト」で「手軽」。
敷居が高いから一生触れないでおく?いやいや、「これなら弾けそうだからちょっとやってみよう」という機会を得られたのは幸せです。
実はまだ全曲さらってないのですが、未来のお楽しみにしています。「初見」が好きなのでとっておく!幸い今すぐ全部弾きたいわけじゃないので。なんせよく知らないのでね〜HAHAHA。
それにしても、「協奏曲」を「一人で」弾くというのは、一抹の寂しさがありますね(笑)本来はたくさん存在するのにね、音も、人も。ピアノ独奏曲だったなら感じない孤独。
以上♪