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Author:みかん
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[映画] シャーロック・ホームズの冒険(1970年)

BBCドラマ「SHERLOCK」の生みの親であるスティーブン・モファットとマーク・ゲイティス。
ふたりが好きだというこのアメリカ映画、たまたまテレビで放送されたので、録画して観ました。

原題:THE PRIVATE LIFE OF SHERLOCK HOLMES

シャーロック・ホームズの冒険(特別編) [DVD]


▼思いっきりネタバレしてる気がする予告編



ノベライズ版を先に読んでましたが、話の肝を忘れるという都合のよい脳みそのおかげで、けっこう楽しめました。
が、ホームズとワトスンについてごにょごにょと思うところがあったので、書いておきます。


4488102018 シャーロック・ホームズの優雅な生活 (創元推理文庫 102-1)
マイクル・ハードウィック&モリー・ハードウィック 榎林 哲
東京創元社 1974-07

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[書籍] シャーロック・ホームズの優雅な生活


ざっくり感想は続きから↓
(ネタバレなし)



ざっくり感想

しっとり憂う弱々しいホームズ

全体的に弱そうなホームズさんでした(´・ω・`)
上品なのはいいんだけど、どこかなよっとしていて、笑っていても常に哀しげというか、「だ、大丈夫か!?」と心配になってしまいました。

自分の中でのホームズは、「ったく貴方という人は!!」「さすがですホームズ大先生!!」「おおお素敵!!」「参りました!!」「なんじゃそりゃ!!」「こいつムカつくわ〜!!」などと全力でツッコめるお方(もちろんすべて愛情と敬意を表してです)。

なのに本作品のホームズは、あんまりツッコんじゃいけない人かも、と思わせる頼りなさがありました。ボケるのだって、確信犯なんだか天然なんだか・・・いや、ホームズはそういう人か。そして別にボケてるわけじゃないか。

ホームズに哀愁成分や繊細成分は確実にある。
けど、それらはあくまで隠されているからいいの!傲慢な変人の中にきらりと垣間見えるから萌えるんだ!そう簡単にだだ漏れては台無しだと思うの!その弱々しさ、しまってくれんかの。私にはちと憂い過ぎてました。

格調高くシャープに意気揚々と話す"ジェレミー"・ホームズや、いけしゃあしゃあとしたスマートな高機能社会不適合者"ベネディクト"・ホームズの、自信満々の乾いた強さみたいなものが、なくては!ちょっと頭おかしいけど、いざという時ものすごく頼りになる男!


シャーロック・ホームズの冒険[完全版] DVD-SET1 SHERLOCK/シャーロック シーズン3 [DVD]
▲頼もしいホームズたち(●´ω`●)


とはいえ本作品のホームズ役ロバート・スティーブンス(ステファンズ?)には、妙に心をつかまれました。初めて見る役者さんだけど、絶妙な表情をするなぁって。ホームズにしてはちょっと濃いけど(顔だけ劇画タッチ!?みたいなメイクがちょっと・・・)。

でもこのホームズ、ラストではなにげにめちゃくちゃカッコいいことをしてますけどね。ただ大真面目にカッコいいことやられちゃうと反応に困ります。ダメなんだって、ちょっとはふざけるか何かしてくれないと、正視できぬよ。

もっとすっとぼけて笑いに走って欲しかったなぁ。

Wikipediaによると、もともと4時間の大作になる予定が2時間に大幅カットされたようで、

カットされたシーンの多くは原題に相応しいホームズの意外な面を描いたコミカルなものだったといわれる。メインとして残ったエピソードは比較的シリアスな内容の為、構想とは違い、ワイルダー作品としてはやや重い印象の作品として完成した。 (Wikipediaより)

とのこと。うわぁ。
いっそコミカルだけ残してよ!!というのは無茶ですか。


ピン芸人ワトスン

それに比べてワトスンのフェスティバルぶり!ザ・軽薄!ヽ(`▽´)/
陽気なワトスンがいて助かったよ。放っておいてもひとりでドタバタ笑いを巻き起こしてくれる

そう、なんかもうワトスンがひとりで笑いを背負っている感じ。ホームズとのコンビではなく、ピン芸人と化して、「この映画で私が笑いを取らずに誰が取る」くらいの意気込みで、三枚目になりきっている、そんな感じでした。

「浮かれるワトスン」現象の何が楽しいって、必ずその後にオチがあるところ。そういう役回りなのだもの。いつだって元気で一生懸命で困惑するんだ

笑いのあるところ、ワトスンあり。それは小説も同じです。嗚呼、ありがとうありがとう、きっとこの作品のおかげで「SHERLOCK」がめちゃくちゃ笑えて面白いんだね!!

ただ、やっぱりワトスンはホームズに振り回されてなんぼという面がなきにしもあらずなので、ホームズとのかけあいで笑いたかったですねぇ。映画の中でも、例のネタ(?)でとんでもないデマ(このくだりは大笑いでした)でカンカンになったり、おいしいところは全部ホームズに持っていかれたり、振り回されてはいるにはいたけれども。なんだろうな、観終わった後にコンビ感が薄い。

それに、勇敢な元軍人の紳士という要素も不足していたなぁ・・・。
「SHERLOCK」はワトスンの名誉回復とイケメン化を成し遂げてくれて、ありがとう、いいドラマです。感謝。


観てよかったことはよかった

総合的には、観てよかったです。
話はぐいぐい展開して面白いと思うし、ロンドンの街並みやスコットランドの風景も素敵で、事件的にもネタ的にも絵的にも飽きさせないなと思いました。キーワードを挙げるといかにもなものがたくさん出てくる。4時間あったらもっとてんこ盛りだったんだろうなぁ。クリストファー・リー(亡くなられたばかりですね…)のマイクロフトも長身で毅然としていてなかなかよかったです。

なるほど「SHERLOCK」のあのシーンはもしやここから!?というのがちらほらとあるのも楽しかったですね。

「私生活」といえば「私生活」なエピソードが出てくるけど、それでも映画のタイトルとしてはぴんと来なかったです。いつもどおり事件を解決してるだけに見える・・・。

ラストがとてつもなく切ないです。

ヒロインの女性はこれはこれでよかったけど、「あの女」とのバランスを壊しやしないかな?どうなんだろう。


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以上♪


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