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[書籍] シャーロック・ホームズの私生活

ホームズ&ワトスン、そしてハドスン夫人への愛を感じるエッセイ。



シャーロック・ホームズの私生活 (河出文庫)
ヴィンセント・スタリット
河出書房新社



ちょっと物足りなく感じました。が、それは自分の読むタイミングの問題と思われます。
正典を読み終わった直後やホームズ全般のほとぼりが冷めてからなら、もっと新鮮に感じ、心に刻まれたかもしれない。さらーっと読み終えてしまって、なんだかもったいないことをしちゃったかな。

著者はベーカー・ストリート・イレギュラーズ(BSI)創立者のひとりだそうで。


ざっくり感想は続きから↓



ざっくり感想


ホームズの生活面から俳優やドイル氏まで、ホームズにまつわる基本の「き」のようなものが、さらりと――しかし静かな愛情が底流にある――書かれている、そんな印象でした。

この本ならではの内容としては、

  • ハドスン夫人の視点
  • 語られざる事件
  • BSI会則、役員名称

でしょうか。

壁に銃をぶっ放すわ、仮病で心配かけまくるわ、危険な手伝いさせるわ、かなり迷惑な住人シャーロック・ホームズを、尊敬し、尽くし続けた、肝の座った寛大な愛すべき我らが第二の母(そう呼ばせてくださいな)ハドスン夫人!しかも名前がマーサになってる。うん、もうマーサ・ハドスンでいいと思うわ。姓をハドスン、名をマーサというひとりの女性が、一途にホームズのお世話をしてくれたってことでいい。

語られざる事件の一覧は、トムスン女史の正統派贋作を読んでる時に欲しかった、かな。今やネット上にも載ってるけどもさ、それを言っちゃあ身も蓋もないし味気ない。1冊未読で保留してるから、それ読む時にちょっと参考にしてみようっと。

BSIの役員名称がまた面白かったです。会長職がガソジーン(炭酸水製造器)ってのが(笑)Wikipediaにも載ってますね。



やっぱりいいやつワトスン君


改めてワトスン君を愛で直したくなる。

ワトスンは、私たちが愚行を笑いながらも愛せずにはいられなくなる気だての良さを持つ男である。

おっしゃるとおりなのであります。愛せずにはいられない気だての良さ。まったく、ワトスン、君というやつは。
愚行という字は微笑みながらスルー。



無人島

二人のうちで無人島にでも流れつけば呑気にやっていくのはワトスンのほうだろう。

そ、そうかなぁ?(笑)
ワトスン君は世俗の楽しみにもそれなりに重きを置いているし、何より妻がいたら絶対帰りたくて苦しみ悩むと思う。むしろホームズのほうが、何かしら研究テーマを見つけてたくましくサバイバルすると思う。

もしふたりして漂着したとしたら。うなだれるワトスン君に「元気が出る薬を調合したから飲んでみたまえ」→珍しくホームズが分量を誤る→偶然生成されてしまった笑い薬でワトスン抱腹絶倒が三日三晩止まらない、とかね。笑うことを強いられて笑っているうちにくよくよしているのがバカらしくなってきて、ワトスン君、完全復活♪→「怪我の功名とはこのことだね、ワトスン」→むくれて腹筋をさすりながら「どうやら一生分の笑いを使い切ったようだよ、ホームズ」(笑)そしてワトスンもせっせと手伝うに違いない。草をむしったり、むしっちゃいけない草をむしっちゃったりしながら。


pp_island_201408
photo credit: esther** via photopin cc



ホームズ⇔ワトスン

私たちがあのホームズの偉大な人物像を見るのは、この善良で平凡なワトスンの目を通してである。またホームズに対するワトスンの献身が、ある程度まで私たちのホームズへの熱狂の原因となっている。

平凡という字は微笑みながらスルー。

知らず知らずのうちにワトスンといっしょにホームズへの愛(照)をなぞっているのですよね、我々は。

ワトスン君があんまりホームズをほめ讃えるものだから、そんな人には何か御礼をしたくなる。彼のような人間は幸せになるべきだと強く思う。そして、自然とホームズ視点でワトスン君を見たら、もう感謝と尊敬と信頼と友情しかない。ありがとう君は何て素晴らしいんだ、とホームズに代わって何度でもほめ讃え返してやりたくなる。それでワトスンワトスンと胸が熱くなるのかな。卵が先か鶏が先か。輪になったプラスの連鎖。ホームズとワトスンは互いに好感度を上げあっているのです。なんて最強のふたり。

そういえば疎遠になっていた時もあったんだっけ。考えたくないあまり忘れてた(笑)
疎遠というのも、同居して昼夜問わず行動をともにしてた時期に比べれば、別居して会う機会減ればそりゃあ疎遠ってことになるでしょうし。物理的に会わなくなることが必ずしも友情をマイナスにするとは限らないんだ、と自分に言い聞かせたくなる。


ベイカー街の静かな夜に

事件が解決し、読者も本を閉じたあとで、ベイカー街の静かな夜に、ほめて貰えたのではなかろうか。

この余韻、とても好き!

しかしなんということでしょう、前後の文脈を忘れました。

主語はホームズだったはず。とするとほめるのはワトスン君のほうか。喜びを隠せず(隠さず)、満更でもないといった表情のホームズが、か、可愛い!ほめられ下手(ある意味最高に上手)のホームズと、ほめ上手のワトスン

何も知らずに上の一文を読んだら、まず私は主語をワトスンとして受け取ってしまいそう。「ほめて貰えた」という子どものようなあどけなさはどっちかっていうとホームズのほうなのにね。ワトスンと言えばホームズに振り回される者という印象が強いからか、私の中でのデフォルトは、能動的なほうがホームズ受動的なほうがワトスン、になってるようです。いや、そういうもんかな?

主語をワトスンとすると、今度はちょっぴり感傷的になる気がする。ホームズがワトスン君の日頃の奉仕を労い、不器用な口ぶりで精一杯感謝の意を示す。ワトスン君はホームズのどんな些細な感情面でも感度最大で受信して、それはもうギャラクシー級に嬉しいから、すべてが報われたような満ち足りた気持ちになる。内心で子犬のように尻尾を振って喜ぶワトスン。そんな静かなベイカー街の夜も素敵☆

どっちでもいいや。ふたりまとめてほめてやりたいです私が(上から)!


以上♪
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